肌にはヒアルロン酸、コラーゲン、エラスチン等の成分が存在します。それらの成分が加齢により失われていくと、皮膚自体が薄くなり、弾力も減り、重力に逆らえなくなり、たるみが生じます。
また、加齢とともに頭蓋骨の萎縮や顔の皮膚・脂肪・筋肉を支持している靭帯の弛みも加わることでのたるみも生じます。
加齢とともに失われていく肌の成分に対しては、日頃から良質の動物性、植物性たんぱく質を摂取することを心がけるのも大切でしょう。
加齢とともに萎縮していく頭蓋骨や靭帯の弛みに関しては、栄養の摂取などで予防できるものではありません。
たるみの改善策としては、美容外科、美容皮膚科での治療法に頼るのが確実な方法になります。
最も効果的で長期的な方法は、フェイスリフトに代表される手術によるたるみの吊り上げ術でしょう。
しかし、その高侵襲な治療法はダウンタイムも長く、皮膚を切るということに抵抗がある方には適しません。
世界的にもフェイスリフトの手術件数は過去10年で約半分に減少しています。
最近では、より低侵襲に行う治療法が開発され、そちらに移行していく傾向にあります。
それが、糸による吊り上げ術やヒアルロン酸注入によるリフトアップです。フェイスリフトに比較すると効果は低いですが、リスクも少ないのが長所といえます。
村井形成外科クリニックでも最近のたるみ治療は、とげ付き吸収糸による吊り上げ術やヒアルロン酸注入によるリフトアップ法が主体となっています。