おでこのしわの種類別治療法について
おでこのしわには3つの種類があり、それぞれ、治療法が違います。
まず、目を見開いたり大きく見せようとするために、眉毛を挙げてしまうことで起こる波のようなおでこのしわです。
このようなしわにはボトックス治療が有効です。ボツリヌストキシンの効果により、眉を上げる前頭筋の動きを抑えることで、しわを寄らなくして取り除く治療法です。深くなる前の予防策となるため、早期治療が効果的です。
次に、おでこに深い傷が残るように折れたしわです。ヒアルロン酸をしわの溝の部分に注入することで改善することができますが、頻繁におでこを動かしてしまう場合には、効果の持続が期待できないため、ボトックス治療を併用して筋肉の動きを抑えるとより効果的です。
最後に、加齢とともにまぶたの皮膚が垂れ下がり重くなること、コンタクトレンズの長期使用やアレルギー、アトピーでまぶたをよく擦ることが原因で瞼を挙げる眼瞼挙筋の腱膜が薄くなって弱くなったり、瞼板から外れてしまったりして、眼瞼下垂という状態になります。
眼瞼下垂によってまぶたが挙げづらいため、無意識に眉を挙げて目を開くために、おでこに横じわが出来てしまいます。その場合は、眼瞼下垂の治療を行なえば、目があけやすくなり、眉を挙げることも自然となくなるので、しわも同時に改善されます。眼瞼下垂が原因のおでこの横じわにボトックス治療を行うとまぶたを開けづらく、重くなり日常生活にも支障が出てしまいます。